バウムクーヘン de 似島 2020

バウムクーヘンで似島を表現する。
昨年に引き続き「フェルダーシェフ」さんに製作していただきました。

日本で初めてバウムクーヘンが焼かれて100周年だった昨年のテーマは「懐かしの似島」でしたが
101周年の今年のテーマは「未来の似島」としました。

未来の似島の姿を現す言葉として
「世界遺産に勝るとも劣らない魅力のある島」としました。

似島を中心にして、広島の世界遺産、原爆ドームと厳島神社がある。
似島のイメージは自然豊かな花と蝶の島
花は安芸小富士が桜でいっぱいをイメージ
蝶は花畑にアサギマダラがいっぱいをイメージ

その未来の似島を男の子と女の子2人が見ているところを表現しています。

※コロナの影響のため飛沫感染を考慮してバウムクーヘンは個装入りのものにしていただきました。

世界遺産 ヒロシマ原爆ドーム

自然豊かな花と蝶の島をイメージした「未来の似島」

世界遺産 厳島神社と大鳥居

「未来の似島」を見ている男の子と女の子

本場ドイツが認める「ドイツ農業賞金賞のバウムクーヘン」いちごチョココーティング

シンプルな素材でもしっかりとしたおいしさが伝わってきます。

バウムクーヘン de 似島

似島発のバウムクーヘンで何か出来ないだろうか?その中で思いついたのが100歳を祝うバースデーケーキで似島を表現することでした。
バウムクーヘンの周りに懐かしの似島が散りばめられています。貴方はいくつ発見できるでしょうか?

制作 コンディトライ フェルダーシェフ 広島県廿日市市

みかん色に染まる段々畑が中腹まで続く安芸小富士

みかん畑で収穫を喜ぶお母さん

砂利を天秤棒で担いで運ぶお父さん

かつて似島が日本一の船数を誇った砂運搬船

似島の特産品牡蠣

似島は日本で最初にサッカーの国際試合がおこなわれた地

1900年代のサッカーボール

現代のサッカーボール

サッカー少年たちもかわいがっていた羊と赤いレンガの小屋

そしてバウムクーヘンを焼くカール・ユーハイムさん

芯棒にこだわる その二

「樫の木」と呼ばれるものにはいくつかの種類があるのですが、その中で「シリブカガシ」という木をご存知でしょうか?
名前の由来はこの木にみのるドングリの尻(シリ)がへこんでいる(深い=ブカ)からきています。

この「シリブカガシ」の日本最大の広さの森が広島市にあるのです。
それも広島駅北口から歩いてわずか5分の二葉山に「シリブカガシ」の森が広がっています。

もっとも生い茂っているのが広島東照宮あたりです。

広島東照宮の中はこんな感じです。



「シリブカガシ」の幹

「シリブカガシ」の花


「シリブカガシ」のドングリ



食べれます。味はうーん?な感じです。

この「シリブカガシ」でバウムクーヘンの芯棒をつくってみたい!
なかなか実現はこんなんですが、いつの日かを夢見ています。

芯棒にこだわる

カールユーハイムは当初、似島収容所浮虜製作品展覧会にバウムクーヘンを出品するのをためらっていたそうです。
それはバウムクーヘンを焼くのに重要な「樫の木」の芯棒が手元になかったからだそうです。
その重要な「樫の木」の芯棒がなんとか手に入り、バウムクーヘンを焼くことを決心したそうです。

そこで100周年に当たりバウムクーヘンを「樫の木」の芯棒で焼いてみようと思いました。
できれば広島県産の「樫の木」で焼きたい。

まずは入手するのにはどうすればよいのか?
ネットで調べました。

そうすると広島市東区の工務店さんが「樫の木」の芯棒でバウムクーヘンを焼いてらっしゃいました。
今日はその工務店さんに伺いいろいろとお話を聞いてきました。
工務店さんは「木」を子供たちに触れてほしいという思いから、「樫の木」以外でもバウムクーヘンを焼かれたそうです。
実際に焼いてみると「熱伝導性」や「強度」「重さ」などから「樫の木」が一番良いと納得されたそうです。

カシ

ブナ

ヤマザクラ

ホオノキ

カツラ

広島県産「樫の木」の芯棒は入手できそうです。