芯棒にこだわる その二

「樫の木」と呼ばれるものにはいくつかの種類があるのですが、その中で「シリブカガシ」という木をご存知でしょうか?
名前の由来はこの木にみのるドングリの尻(シリ)がへこんでいる(深い=ブカ)からきています。

この「シリブカガシ」の日本最大の広さの森が広島市にあるのです。
それも広島駅北口から歩いてわずか5分の二葉山に「シリブカガシ」の森が広がっています。

もっとも生い茂っているのが広島東照宮あたりです。

広島東照宮の中はこんな感じです。



「シリブカガシ」の幹

「シリブカガシ」の花


「シリブカガシ」のドングリ



食べれます。味はうーん?な感じです。

この「シリブカガシ」でバウムクーヘンの芯棒をつくってみたい!
なかなか実現はこんなんですが、いつの日かを夢見ています。

芯棒にこだわる

カールユーハイムは当初、似島収容所浮虜製作品展覧会にバウムクーヘンを出品するのをためらっていたそうです。
それはバウムクーヘンを焼くのに重要な「樫の木」の芯棒が手元になかったからだそうです。
その重要な「樫の木」の芯棒がなんとか手に入り、バウムクーヘンを焼くことを決心したそうです。

そこで100周年に当たりバウムクーヘンを「樫の木」の芯棒で焼いてみようと思いました。
できれば広島県産の「樫の木」で焼きたい。

まずは入手するのにはどうすればよいのか?
ネットで調べました。

そうすると広島市東区の工務店さんが「樫の木」の芯棒でバウムクーヘンを焼いてらっしゃいました。
今日はその工務店さんに伺いいろいろとお話を聞いてきました。
工務店さんは「木」を子供たちに触れてほしいという思いから、「樫の木」以外でもバウムクーヘンを焼かれたそうです。
実際に焼いてみると「熱伝導性」や「強度」「重さ」などから「樫の木」が一番良いと納得されたそうです。

カシ

ブナ

ヤマザクラ

ホオノキ

カツラ

広島県産「樫の木」の芯棒は入手できそうです。